COLUMN
筋肉の働きを抑える作用を持つボトックス注射。
眉間・額・エラなど、お悩み部位にピンポイントで注入できるため、美容医療の中でも手軽で人気を集めています。
「効果はいつから実感できるの?」「効果が薄れるとどうなるの?」「長持ちさせる方法はあるの?」など、ボトックス注射に対して疑問を持っている方も多いのではないでしょうか。
本記事では、注入後どのような経過で効き始めるのか具体的に紹介します。
併せてボトックス注射の効果を長持ちさせるコツも紹介しますので、施術を検討中の方はぜひ参考にしてください。
ボトックスとは、ボツリヌス菌から抽出した「A型ボツリヌス毒素」のことを指します。
筋肉の動きを弱める作用があり、表情ジワの改善・小顔効果などさまざまな悩みに対して効果を期待できます。
この製剤を細い針がついた注射器を用いて、顔や体に注射することをボトックス注射といいます。
ボトックスは以下の悩みに対して効果が期待できます。
・眉間や額、目尻などの表情ジワ
・あごの梅干しジワ
・エラの張り
・鼻の下の長さ
上記のような顔の施術に加えて、多汗症・ふくらはぎの部分痩せ・花粉症など幅広い悩みに対して効果が期待できます。
ここからは一般的なボトックスの効果の表れ方について、以下の4段階に分けて紹介します。
1.初期
2.ピーク時
3.持続期間
4.効果のフェードアウト
効果は個人差や注入箇所によって異なるため、あくまでも目安として参考にしてください。
ボトックス注射当日は、まだ効果の実感はありません。
注射後3〜5日で徐々にシワや凸凹が軽減され始め、施術箇所の肌の表面が滑らかになってきます。
その後2週間ほどかけて効果が安定してきます。
注射後2〜3週間ほどでピークに達します。
初期段階より効果をしっかり実感できるでしょう。
ただし上記はシワ改善の場合であり、エラやふくらはぎの痩身目的の場合は効果が現れるまで3~4週間ほど要します。
ボトックスの効果は個人差や施術部位によって差があるものの、3〜4ヵ月ほど続きます。
稀に半年ほど持続する方もいます。
筋肉の緊張が和らいでいる間はシワが軽減し、肌も滑らかな状態が維持できます。
ボトックスの効果が徐々に薄れてくると、筋肉の活動が復活し、シワや凹凸が再び出現してきます。
そのため効果を維持したい場合は定期的に施術を受ける必要があります。
ボトックスの効果を長持ちさせる5つのコツを具体的に解説しますので、ぜひ参考にしてください。
効果を維持させるためには、適切なボトックスの製剤を選ぶことが大切です。
ボトックスは世界各国で製造されています。
製造・品質管理は製薬会社により異なりますので、価格の安さだけにとらわれず安全なものを選びましょう。
ボトックス注射後は注入部のマッサージは1週間ほど避けてください。
隣接する筋肉に広がってしまうと効果が薄れたり、表情に違和感が生じたりすることがあります。
洗顔やメイクの際は、極力力を加えないように注意しながら優しくお手入れするとよいでしょう。
定期的に注入すると、徐々に効果の持続が長くなるといわれています。
しかし、持続期間には個人差があったり、また注入部位によっても適切な注入時期は異なります。
医師と相談しながら次回の施術日程を決めましょう。
ボトックスは熱に弱いため、注入後数日間は激しい運動やサウナは避けてください。
特に当日は体温が高くなり血行が促されると、赤みや腫れを引き起こす可能性もあります。
ボトックスの製剤が注入部位に定着するまでの数日間は安静に過ごしましょう。
ボトックスの効果を持続させたいという理由で、頻度を守らずにむやみに打つことは避けてください。
間隔が短すぎるとボトックスに対する抗体が生じることがあります。
ボトックスには適期がありますので、最良の効果を得るためにも医師と相談しながら追加注入の計画を立てましょう。
ボトックスの副作用は、一時的な赤みや腫れなどです。
これらは数時間〜数日で消失するため心配ありません。
ただし悪化した場合は、感染などの恐れもあるので必ず施術を受けたクリニックに連絡をしてください。
また、洗顔・シャワーは当日から可能ですが、注入部位を力強くこすらないように注意しましょう。
ボトックス注射を選ぶ際は、信頼できる美容クリニックを選ぶことが大切です。
クリスティーナクリニックでは、ボトックスビスタの製造元アラガン社が定めた「VST認定医」が在籍しており、技術向上を目指して、定期的に研修を行っています。
当院では、カウンセリングから施術までVST認定医が担当しますので、ボトックス注射を検討中の方は一度ご相談ください。
ボトックス注射は筋肉の活動を落ち着かせることで、顔の表情ジワやエラ張りなどの改善が期待できます。
効果は徐々に表れるため、効き始めのサインを覚えておくと安心して術後経過を過ごせるでしょう。
シワやエラ張りで悩んでいる方は、本記事を参考にボトックス注射を検討してみてはいかがでしょうか。
初期研修終了後、NTT関東病院麻酔科、TIクリニック(美容皮膚科)等を経て、2018年にCHRISTINA CLINIC銀座の院長に就任。2016度よりアラガン施注資格認定医。
CHRISTINA CLINIC銀座は特に「小顔」「痩身」「美肌」に力を注いでおり、「切らずに」「すぐに効果が期待できる」施術をメインに提供しております。2020年3月には、「JeisysAward2019」にて、医療ハイフ年間施術数日本一のクリニックとして表彰されました。