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肌の負担が少ない治療法として知られている「レーザートーニング」と「フォトフェイシャル」ですが、2つの施術法の違いはご存知でしょうか?
名前は聞いたことがあるけれど、どちらが自身の肌トラブルの改善に向いているのかわからない、という方も多いのではないかと思います。
本記事では、レーザートーニングとフォトフェイシャルの違いについて、詳しく解説いたします。
自身の肌悩みにはどちらが合っているのか参考にしてください。
レーザートーニングとはシミやそばかす、肝斑の改善や、毛穴や黒ずみの改善に適した治療法です。
低出力のレーザーを均一に照射することで、肌に負担をかけずにメラニンを排出させることができます。
また、肌の深いところにある真皮上層まで作用し、コラーゲンの生成を促す効果があるため、肌のハリアップや毛穴の改善も期待できます。
また、従来のレーザー治療では難しかった肝斑の治療も可能です。
従来のレーザー治療では、メラノサイト(メラニンの細胞)を刺激してしまい肝斑を余計に悪化してしまう危険性がありました。
しかし、レーザートーニングは低出力のレーザーで、メラノサイトを刺激せずに排出させることが可能になりました。
色むらやくすみも改善できるため、肌全体のトーンアップを希望する方にもおすすめの施術です。
フォトフェイシャルは、シミ以外にも赤みや小ジワ、毛穴など、複合的に症状の改善を目指せる治療法です。
フォトフェイシャルはレーザー治療ではなく、IPLと呼ばれる特殊な光を照射します。
波長の違う複数の光を使用するため、悩みに対してピンポイントで効果をあらわすというよりは全体的な肌質の改善が目指せます。
シミやそばかすだけでなく、さまざまな肌トラブルの改善が期待できるため、治したい肌トラブルが多岐にわたる方に向いている治療です。
ただし、肝斑の治療には不向きです。
逆に悪化させてしまう可能性が高いためおすすめできません。
レーザートーニングとフォトフェイシャルは、肌へのダメージが少ない点は共通しています。
しかし、治療法や効果が違うため、ここでは5点について詳しく解説します。
・治療法
・効果
・ダウンタイム
・回数や費用
・痛み
上記の項目について、解説します。
レーザートーニングはその名の通りレーザーを使用して治療します。
単一の波長でメラニン色素のみに働きかけて、シミや肝斑の改善を目指します。
一方でフォトフェイシャルは、IPLと呼ばれる光を使った治療です。
IPLは幅が広い波長の光で、メラニンだけでなく、ヘモグロビンにもダメージを与えて毛細血管を縮小させる作用があるので、赤ら顔などの治療にも効果的です。
どちらも肌への刺激が少ない治療法ですが、肝斑を治療したい方はレーザートーニングを選びましょう。
自身で肝斑かどうか判断がつかない場合は、医師による診察を受けてから治療法を決めるのが安全です。
レーザートーニングは、単一で長い波長(1064nm)の熱エネルギーが、肌の奥深くの真皮層までアプローチするため、シミや肝斑の改善に効果が期待できます。
肝斑を治療したい方は、必ずレーザートーニングを選びましょう。
レーザートーニング以外の方法で施術すると、メラノサイトが活性化され肝斑がさらに悪化する可能性があります。
一方でフォトフェイシャルは、広域の波長(500〜1200nm)を持っているのが特徴です。
複数の波長の光を組み合わせた施術が可能なため、小じわやハリ不足、赤ら顔などさまざまな肌トラブルを同時に改善したい場合に有効です。
シミやそばかす、色素沈着は比較的浅い層にある場合には高い効果が期待できます。
フォトフェイシャルは肌質を整えて全体的に治療していく施術、レーザートーニングは治したい部分がある方に向いている施術、と考えておくと良いでしょう。
レーザートーニングとフォトフェイシャルは、ともにダウンタイムがほとんどありません。
レーザートーニングは、施術後に赤みやヒリヒリ感が残る場合がありますが、数時間程度で消失します。
フォトフェイシャルは、赤みのほかに、シミやそばかすなどの部分がかさぶたになるケースがあります。
1週間〜10日ほどで自然と剥がれ落ちますので、無理に引っ張らないようにしてください。
両者ともダウンタイムが少ない施術ですが、施術後の肌はとてもデリケートな状態です。
施術後は、保湿の徹底をいつも以上に心がけてください。
レーザートーニングとフォトフェイシャルは、どちらも5回〜10回程の施術回数が必要です。
費用は両者とも、1回10,000円〜30,000円が相場になります。
レーザートーニングとフォトフェイシャルは、どちらも痛みが少ない施術です。
照射の際に輪ゴムではじいた程度のパチンとした痛みや、ヒリヒリとした痛みを感じますが、我慢できる程度です。
痛みが不安という方は麻酔の使用も可能です。
クリニックにご相談ください。
レーザートーニングとフォトフェイシャルに関するよくある質問について、回答します。
シミや肝斑など治したい部分がある方はレーザートーニング、シミだけでなく肌質を整えて全体的に治療したい方はフォトフェイシャルがおすすめです。
ただし、肝斑がある方がフォトフェイシャルを受けると症状が悪化する可能性があるため、レーザートーニングを選択するのが良いでしょう。
レーザートーニングとフォトフェイシャルは同日に受けることはできません。
肌に負担がかかるため、施術間隔は最低でも2週間は空けるようにしましょう。
治したい部位をレーザートーニングで治療してから、フォトフェイシャルで肌全体の肌質改善をするのもおすすめです。
クリスティーナクリニックでは、丁寧なカウンセリングの上で一人ひとりに合った施術法をご提案しています。
気になっているシミが肝斑かどうかの診断もできますので、まずはお気軽にカウンセリングにお越しください。
レーザートーニングとフォトフェイシャルは、両者とも肌へのダメージが少なく、ダウンタイムもほとんどない治療法です。
治したいシミやそばかす、肝斑などの症状がある方はレーザートーニングを、肌質を整えて全体的に治療したい方はフォトフェイシャルを選ぶと良いでしょう。
どちらが向いているかわからない方は、クリニックにカウンセリングに行ってみましょう。
初期研修終了後、NTT関東病院麻酔科、TIクリニック(美容皮膚科)等を経て、2018年にCHRISTINA CLINIC銀座の院長に就任。2016度よりアラガン施注資格認定医。
CHRISTINA CLINIC銀座は特に「小顔」「痩身」「美肌」に力を注いでおり、「切らずに」「すぐに効果が期待できる」施術をメインに提供しております。2020年3月には、「JeisysAward2019」にて、医療ハイフ年間施術数日本一のクリニックとして表彰されました。