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人中短縮の施術を考えている人は少なくありませんが、具体的にどれくらい変化があるのかは分からないという人が多いでしょう。数mm程度、人中が短くなる施術ですが逆に「数mmでは何も変わらないのでは?」と不安を抱くかもしれません。
本記事では、人中短縮術で何ミリほど変化するのか、どうやって数値を決めるのかを解説します。参考にして、施術を受ける際の不安を少しでも払拭してください。
人中短縮とは、鼻の真下から上唇までの距離を短縮する施術です。該当部分に人中という名称がついているため、人中短縮と呼ばれます。
なお、短縮する方法はさまざまありますが、当クリニックではボトックス注射とヒアルロン酸注射による施術を行っております。
人中短縮のメリットは、以下のとおりです。
人中の距離が変わることと、上記のメリットの関連性が結びつかない人も多いでしょう。以下に詳細な理由を記述します。
人中短縮を行うと、顔が若々しい印象になります。一般的に、人中は加齢とともに長くなっていきます。そのため、人中が長いと必要以上に老けた印象が強まってしまうのです。
人中短縮を行うことで、間延びした印象が消え、若々しい印象を得ることができます。
口元がふっくらするようになるのも、人中短縮効果のひとつです。
人中短縮を行うと、上唇が上を向くようになります。そのため口元がより強調され、印象深くなります。人中短縮は性別問わず効果を発揮する施術ですが、これは特に女性に喜ばれるメリットです。
人中短縮を行うと、のっぺりと間延びした印象が消え、メリハリのある顔つきになります。上唇が上を向くことで立体感がでて、平坦な顔という印象が弱まるためです。
そのため、面長な印象が強い・顔の印象が人と比べて薄い気がする、という人にも適した施術です。
人中短縮の施術で実際に変化する長さは、数mm程度です。具体的に何mm変化するのかは人によって異なるため、一概には言えませんがミリ単位である点は変わりません。
なお、人中短縮には施術方法がいくつかありますが、あらかじめ短くする距離を決められるのは切開施術です。ボトックス注射やヒアルロン酸注射で短くする方法もありますが、その場合は何ミリ短縮する、とあらかじめ距離を決定するのは難しいです。
人中の美しい長さの目安として、人中部分と下唇からあご下までの長さが1:2の比率であることという見方があります。最終的には比率にこだわらず、綺麗かつ自然に見えることが優先されますが、一種の目安としてこの比率を使い、短縮距離を決定するクリニックも少なくありません。
そのため、どれくらい短くなるんだろう?と疑問に思う場合は、あご部分を測ってそこから推測することも可能です。
人中を短くするのは数mmですが、数mmだけで顔の印象は大きく変わります。しばしば「数mm程度変化した所で、何も変わらないのでは?」と考える人もいますが、それは間違いです。
数mmの差で顔のイメージが大きく変わるのが美容医療の世界です。
人中短縮というとメスを使用する切開施術がメジャーですが、切開にはリスクも伴います。後からこんなはずじゃなかったと悔やまないためにも、デメリットも頭に入れた上で施術を受けましょう。
人中を短くしすぎると、口が閉じづらくなることがあります。人中は鼻の真下から上唇までの距離であるため、人中が短くなると、上唇が少し開き気味だなと感じられるケースがあるのです。
切開の場合、このような状態になっても、元に戻す方法はありません。そのため、切る長さについては丁寧に検討する必要があります。
切開を行うと、顔にメスを入れるためダウンタイムが長くなります。個人差はありますが、およそ1~3ヶ月程度になります。
傷が塞がるのを待つ間はメイクで隠すこともできないため、人に施術を知られたくない場合は、休みを取ったりマスクを一切取らないでいるなど、生活スタイルを工夫する必要があります。
当クリニックでも行っている人中短縮ボトックスは、切開ではなくボトックス製剤を注射で打つことにより、人中を短縮する施術です。
ボトックスには筋肉を弛緩させる効果があるので、人中部分に打つことで、上唇を下に引っ張る力を和らげます。その結果、上唇が上に反り返り、人中短縮効果を得られます。
人中短縮ボトックスには、「ダウンタイムの短さ」「効果の調整」の2つのメリットがあります。どちらも切開には無いメリットですが、反面切開のメリットがボトックスには無いため、人によってどちらが良いのかは異なります。
ダウンタイムが短いのはボトックスのメリットです。あくまで注射であるため、針の傷や赤みはすぐに消失します。まれに内出血が起こることがありますが、1~2週間ほどで治るので、気にしすぎることはありません。
一方で切開はダウンタイムが長く、1~3ヶ月の時間がかかるため、生活スタイルを崩せない人には向きません。
ボトックスは薬品であるため、注入する量によって効果の程度を調整できます。切開は様子を見ながら微調整するということができず、良くも悪くも切ったら戻せません。そのためボトックスは、施術の失敗を絶対に避けたいという人にも向いています。
人中短縮ボトックスには、メリットばかりでなくデメリットもあります。そのため、切開とどちらが自分により適しているのか、クリニックと相談し慎重に決定する必要があります。
人中短縮ボトックスは薬品であり、時間の経過とともに体から抜けていくため、効果に永続性がありません。微調整しやすい、失敗しても元に戻せるというメリットもありますが、良い状態になってもキープするには継続的な施術が必要です。
人中短縮ボトックスは、切開と比べると施術後の仕上がりに物足りなさを感じてしまう場合があります。あくまで注射による施術なので仕上がり結果には限界があります。
また、人によってボトックスが効きやすい・効きにくいの差もあります。そのため、人によってはもっと人中を短くしたい、効果が薄いと感じるケースがあります。
人中短縮の施術は、何ミリ短くすれば良いと一律に決まっているものではなく、ひとりひとりの状態に合わせて調整する必要があります。ボトックスでも切開でもそれは変わりません。実績とカウンセリングの丁寧さ、両方を兼ね備えたクリニックを選んで、満足度の高い仕上がりにしてもらいましょう。
初期研修終了後、NTT関東病院麻酔科、TIクリニック(美容皮膚科)等を経て、2018年にCHRISTINA CLINIC銀座の院長に就任。2016度よりアラガン施注資格認定医。
CHRISTINA CLINIC銀座は特に「小顔」「痩身」「美肌」に力を注いでおり、「切らずに」「すぐに効果が期待できる」施術をメインに提供しております。2020年3月には、「JeisysAward2019」にて、医療ハイフ年間施術数日本一のクリニックとして表彰されました。