COLUMN
「ダーマペンをすると肌荒れが起きるって本当?」「成功するための秘訣はあるの?」と疑問を抱えている方もいるでしょう。ダーマペンはニキビ跡やシワ、たるみなどさまざまな肌悩みに効果を発揮してくれます。
しかし、必ず良い結果だけを得られるわけではありません。針の深さが間違っていたり、未熟な医師や看護師が担当したりすると肌荒れを引き起こすリスクがあるのです。
肌悩みを改善しようとダーマペンを受けたのに、逆に肌荒れを引き起こしてしまうともったいないです。今回は、ダーマペンでどのようなリスクがあるのかをご紹介します。
ダーマペンは極細の針を皮膚に細かく刺して、肌の再生力を促すものです。あえて傷をつけることで、人間が本来持つ自然治癒力を高めて肌の生まれ変わりを促します。
特に年齢を重ねるにつれ、肌の弾力やハリに欠かせないコラーゲンやエラスチンなどの生成量が減っていきます。すると重力に逆らえず、シワやたるみができてしまうのです。
ダーマペンは、コラーゲンやエラスチンの生成を促す繊維芽細胞を活性化させる働きがあります。コラーゲンやエラスチンの働きが活発になるので、肌が新しく生まれ変わり、美肌を手に入れられるのです。
ダーマペンで理想の肌を手に入れるためにも、施術を受ける前には失敗やリスクについて正しく理解することが大切です。ここからは、ダーマペン治療で考えられる失敗やリスクについてご紹介します。
ダーマペンを受ける際に、顔の広範囲にニキビの炎症が広がっていたりすると、さらに症状を悪化させてしまう可能性があります。ニキビを潰してしまうことで、他の箇所に細菌が移って症状がひどくなってしまうのです。
施術当日に顔の広範囲にニキビがある場合は、医師と相談しましょう。できれば施術日を変えて、ニキビの炎症が収まった後にダーマペンをする方が安全です。
特に赤く炎症していたり膿んでいたりすると、ダーマペンでニキビが悪化しやすいので注意が必要です。
ダーマペンはクレーター(萎縮性瘢痕)と呼ばれるニキビ痕の治療にも用いられます。本来適切な施術を受ければ、ダーマペンを繰り返すことで徐々にクレーター特有の凹凸が目立たなくなっていきます。お肌がなめらかになっていくので、憧れの美肌を手に入れられるのです。
しかし、施術する際に針の深さが不適切だったり、肌に負担がかかりすぎたりすると、肌トラブルなどの問題が発生するリスクが高くなります。
ダーマペンは繊細な技術が必要です。皮膚にただ針を刺して傷を作ればいいわけではありません。針を刺す際は1人1人の肌質や肌悩みに合わせて針の深さを調整しなければいけませんし、垂直に刺さなければ効果はほぼ現れません。
未熟な医師や看護師が担当すると、うまく針の深さを調整できず、逆に傷が残ってしまうリスクがあるので注意が必要です。施術の予約を取る前に、クリニックの実績などを確かめておくことが大切です。
また、施術の受けすぎも注意が必要です。ダーマペンをやりすぎると肌に負担がかかって、逆に傷跡が残るリスクもあるので注意してください。
ダーマペンの針を深く差しすぎると、肌に負担がかかって色素沈着が起きる場合があります。ダーマペンは針の深さを細かく調整できるのですが、間違えると肌荒れするリスクが高まるので注意が必要です。
また、施術後は肌がデリケートな状態になっています。紫外線対策を怠ると、メラニン色素が溜まりやすく、新たにシミができる可能性もあります。
施術後は、紫外線対策を徹底することが大切です。日焼け止めクリームや日傘、帽子などを使って、紫外線から肌を守りましょう。日焼け止めクリームを使う際は無添加のものがおすすめです。
特に施術後1週間は、少し外に出る時でも紫外線対策を忘れないようにしましょう。
ダーマペンを短期間で繰り返すと、肌のバリア機能が低下して肌荒れを引き起こす可能性があります。
肌のバリア機能が低下すると紫外線や摩擦などの影響を受けやすくなり、毛穴の開きや色素沈着、ニキビなどさまざまな肌荒れのリスクが生じてきます。
また、ターンオーバーのサイクルが乱れてしまい、肌の老化が進んでしまう可能性もあります。ダーマペンでアンチエイジングを狙っていたのに、逆に老化を招いてしまうかもしれません。
ダーマペンを受ける頻度は医師と相談しながら、細かく調整していくことが大切です。
ダーマペンでは、針を刺したところから少量ですが出血します。髪の毛より細い針を使うのですぐに血は止まるものの、セルフダーマペンなど不衛生な状況下でそのまま放置すると傷口から菌が侵入するリスクがあります。
小さな傷でも化膿すると、症状が悪化します。化膿した傷跡が肌に残る場合もあるので、クリニックで衛生的に施術を受けることが大切です。
ダーマペン治療は、皮膚に針を刺して一時的に傷をつける行為です。あえて傷をつけることで再生力を高め、肌の生まれ変わりを促していきます。
本来であれば、施術する際についた傷は数日で完治します。しかし、施術する過程で針を深く差しすぎたり、何度も刺したりすると、傷跡が残る可能性があるのです。
クレーターやニキビ跡を改善したくてダーマペンを受けたのに、新たに傷跡が残ってしまうかもしれません。中には傷跡が目立ってしまったという方もいるのです。
肌をきれいに整えるためにも、クリニック選びがとても重要です。
肌をきれいにするためにダーマペンを受けたのに、逆に肌荒れを引き起こしてしまうともったいないです。ダーマペンによる肌荒れを防ぐためにはポイントを抑える必要があります。
施術後は、肌がとてもデリケートな状態になっています。紫外線や摩擦、乾燥などの刺激に弱くなるので、対策をしなければいけません。
施術後は紫外線対策と保湿ケアが重要です。日焼け止めアイテムを使って紫外線をカットすること、毎日のお手入れでは保湿を心がけること、この2つのポイントを意識してみてください。
できれば日焼け止めクリームも、スキンケアの商品も、無添加のものを選ぶと良いでしょう。添加物が多く入っているものだと肌に負担がかかる可能性があります。
肌への負担を最小限にするためにも、添加物フリーのアイテムを使うことがおすすめです。
また、摩擦にも注意してください。メイクを落とすときにゴシゴシと洗ったり、目がかゆくなったときにこすったりするのはNGです。
摩擦は肌に大きな負担となってしまうので、色素沈着が起きたり、毛穴が開いたりする可能性があります。施術後1週間は肌にやさしい生活を心がけることが大切です。
施術後に激しい運動や長時間の入浴など血流を促す行動は控えましょう。一般的に腫れや赤み、内出血などのダウンタイムの症状は、数日程度で収まることがほとんどです。しかし、血流を促すような行動をすると症状が長引く場合があるので、施術後は安静に過ごすようにしましょう。
また、飲酒も控えてください。飲酒も血管を広げて血流が良くなるので、赤みや腫れの症状が出やすくなることが考えられます。ダウンタイムの症状がある期間は飲酒を控えましょう。
ダーマペンはセルフでも行うことができます。通販でダーマペンのセットが販売されているので、誰でも気軽に手に入れられるのです。しかし、ダーマペンは繊細な技術が必要になるので、セルフで行うと失敗するリスクが高くなります。
ダーマペンで失敗すると肌荒れが発生したり、肌トラブルを悪化させたりする危険性があります。また、消毒が不十分で、針で刺したところから細菌が入り込むリスクもあるのです。
ダーマペンはクリニックで行うことが大切です。費用面やアフターケア、症例数などを比較した上で、信頼できるクリニックを選びましょう。
ダーマペンは繊細な技術が必要になるので、信頼できるクリニックを探すことが大切です。未熟な医師や看護師が担当すると、施術後に肌荒れが起きるリスクが高まってしまいます。
クリニックの実績や症例数などを確かめて、信頼できるかどうかをチェックしておきましょう。
ダーマペンの施術後に肌荒れが起きる可能性があります。肌荒れが起きたり、肌トラブルが悪化したりする可能性があるとすれば、施術を受けることが怖く感じるかもしれません。
しかし、対策をしておけばダーマペンによる肌荒れを予防できます。特に重要なのは、クリニック選びです。肌荒れリスクを防ぐためにも、実績や料金、知名度などのポイントを比較した上で、信頼できるクリニックで施術を受けることが大切です。
初期研修終了後、NTT関東病院麻酔科、TIクリニック(美容皮膚科)等を経て、2018年にCHRISTINA CLINIC銀座の院長に就任。2016度よりアラガン施注資格認定医。
CHRISTINA CLINIC銀座は特に「小顔」「痩身」「美肌」に力を注いでおり、「切らずに」「すぐに効果が期待できる」施術をメインに提供しております。2020年3月には、「JeisysAward2019」にて、医療ハイフ年間施術数日本一のクリニックとして表彰されました。