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ジュベルックの手打ちは、肌質改善やエイジングケアに効果的な施術として注目されています。そんな人気の治療法ですが、「機械打ちとどう違うの?」「痛みや副作用が不安」と気になる方は多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、ジュベルック手打ちの期待できる効果やダウンタイム・副作用・機械打ちとの違いなどを詳しく解説します。また、他の美容施術との比較や費用相場、よくある質問なども紹介します。
この記事を読めば、「ジュベルック手打ちの特性と注意点」を理解できるので、施術を検討中の方はぜひ参考にしてみてください。

ジュベルックは、肌の再生力を引き出すために開発された注入治療で、主成分としてポリ乳酸(PDLLA)と非架橋ヒアルロン酸を配合しています。
PDLLAは肌の自己再生能力を高め、ダメージを受けた細胞を修復する作用があり、再生医療の分野でも活用されている成分です。
ジュベルックではこの再生力に加え、ヒアルロン酸の保湿効果も加わるため、肌の深層からふっくらとしたハリと潤いが期待できます。自然な若返りを目指せる治療として、しわや乾燥、毛穴の開きなどの悩みを抱える方に選ばれています。
当院では、ジュベルックで肌のハリ、毛穴、小じわを改善することが可能です。PDLLA成分がコラーゲン生成を促し、自然な肌再生をサポートします。手打ちと機械打ちで最適な施術を実施し、麻酔で痛みを軽減します。根本的な肌質改善を目指したい方は、ぜひご相談ください。

ジュベルックを手打ちで注入することで、細かい部位にも的確にアプローチでき、その分効果が出やすくなるといわれています。ここでは、ジュベルックの手打ちの効果を紹介します。
手打ちによるジュベルックは、医師が目視で肌状態を確認しながら注入できるため、小じわや軽度のたるみに対して繊細にアプローチできます。額や目尻、口元など動きの多い部位の凹凸にも対応できることが大きなメリットです。
皮膚の真皮層に有効成分が届くことでコラーゲンの生成が促され、ふっくらとしたハリのある肌に導きます。
機械では届きにくい細かな部位に対しても、手打ちなら柔軟に注入位置を調整できるため、しわの改善が期待できます。特に、目の下や首などは皮膚が薄く、施術の加減が重要な部位です。
手打ちであれば圧力や深さを微調整しながら、安全かつ効果的にジュベルックを届けることが可能です。施術を重ねることで、深く刻まれたしわも徐々に目立ちにくくなるでしょう。

毛穴の目立ちやすい頬や小鼻周りにも、ジュベルックの手打ちは有効です。肌の凹凸や毛穴の方向にあわせて細かく注入できるため、全体のキメが整いやすくなります。
PDLLAの再生効果によって、毛穴周辺の皮膚の弾力が回復し、毛穴開きやたるみ毛穴の改善が期待できます。また、手打ちでは皮膚の状態に応じて必要な量だけを注入できるため、過剰な腫れや内出血を避けつつ、的確な治療が可能です。
凹凸のあるニキビ跡やクレーター状の傷跡に対しても、手打ちによるジュベルックは効果的です。凹んだ部分に直接成分を届けることで、皮膚の再生を促し、徐々にフラットな肌へと導きます。
機械打ちでは難しい凹凸部位へのピンポイントな施術が可能で、繰り返すことで肌質の改善を実感しやすくなります。ダウンタイムを最小限に抑えつつ、徐々に肌の滑らかさを取り戻せるのが魅力です。
ジュベルックの主成分であるPDLLAは、細胞の修復と新生をサポートする働きがあり、肌全体のキメを整える効果があります。手打ちによる施術では、くすみやザラつきが気になる箇所を集中的にケアでき、肌表面の質感が均一になります。
加えて、ヒアルロン酸の保湿作用で肌は内側から潤うため、乾燥しがちな肌質や年齢とともにごわつきが気になる方にも、適しているのが魅力です。
ジュベルックをさらに知りたい方は、以下の記事で詳しく解説しています。
ジュベルックとは?期待できる効果や特徴・ダウンタイム・痛みなどを徹底解説!

ジュベルックの手打ちは、直後から潤いや肌のふっくら感を実感する方もいますが、本格的な効果の実感には1〜2週間程度かかります。肌の再生プロセスが進むにつれて、徐々に小じわや毛穴の目立ちが改善されていくのが特徴です。
ここでは、ジュベルックの手打ちの効果はいつからかを解説します。
ジュベルックの効果は一度の施術でも1〜2ヶ月程度持続するとされています。ただし、肌質や生活習慣によって持続期間には差が生じます。
3回程度の施術を一定の間隔で繰り返すことで、コラーゲンの再生が促進され、より長期的かつ安定した効果が期待できるでしょう。継続的なケアをすることで、肌質そのものの改善へとつながります。
ジュベルックの手打ち施術は、カウンセリングや麻酔時間を含めて約60〜90分程度が目安です。施術自体は20〜30分ほどで終了しますが、細かな調整をしながら丁寧に注入するため、時間を要する場合があります。
特に、目元や口元など繊細な部位を手打ちで施術する際には、丁寧な作業によって効果と仕上がりの質が左右されます。
ジュベルックの手打ちは、1ヶ月おきに3回の施術を受けるのが基本的な推奨スケジュールです。肌内部の再生サイクルに合わせて段階的に施術を受けることで、効果が蓄積されていきます。
その後は肌の状態を見ながら、3〜6ヶ月おきのメンテナンス施術を継続することで、美しい肌質を長期的に維持しやすくなります。

ジュベルックの手打ちは、極細針を使用して注入するため比較的ダウンタイムが短いとされています。ただし、個人差によって赤みや腫れ、軽度の内出血が見られることもあります。
ここでは、ジュベルックの手打ちのダウンタイム中の経過と症状を紹介します。
ジュベルックの手打ちは、極細の針を使用するとはいえ、注入時に軽い痛みを感じます。鼻や頬は特にチクチクとした刺激が生じやすく、痛みが苦手な方にとっては不安になることもあるでしょう。
しかし、施術前に麻酔クリームを使用することで痛みはかなり軽減され、多くの方が我慢できる範囲と感じています。
施術直後には、注入部位に一時的な赤みや腫れが見られますが、数時間から1日程度で落ち着くケースがほとんどです。
肌が敏感な方や注入量が多い、施術範囲が広い場合には、2〜3日かけて徐々に治まることもありますが、メイクでカバーできる程度の軽度な変化にとどまるのが一般的です。
ごくまれに、針が血管に触れた際に内出血が起こることがあります。青あざのような色味が数日から1週間ほど残るケースもありますが、徐々に色が薄くなり自然に消えていきます。
目元などの皮膚が薄い部位では内出血が起こりやすいです。内出血が生じた際は、術後は血流が活発になる行動(サウナ・激しい運動・飲酒など)を避け、患部を冷やすことで早期に改善が見込めます。
施術部位に、一時的なむくみが生じますが、これは注入された製剤と針刺激による皮膚の自然な反応です。通常は1〜2日以内に治まり、冷却や安静によって回復が早まる傾向があります。
むくみが強く感じられる場合でも、数日で落ち着くことが多く、特別な処置が必要となることはあまりありません。
ジュベルックのダウンタイムを知りたい方は、以下の記事でより詳しく解説しています。
ジュベルックのダウンタイム中にみられる症状を徹底解説!注入方法ごとの症状や経過・施術後の過ごし方なども紹介

ジュベルックを手打ちで注入する施術は高い精度が求められるため、経験豊富な医師による施術が求められます。とはいえ、針を用いた注入である以上、一定の副作用やリスクは避けられません。
ここでは、ジュベルックの手打ちによる副作用やリスクを紹介します。
ジュベルックの種類にもよりますが、皮膚の浅い層に手打ちで注入する場合、肌の表面がボコボコとした質感になります。これは、施術直後に一時的に現れる症状で、成分が皮下に均等に馴染むまでの過程で生じる現象です。
多くの場合、数時間〜1日程度で自然に落ち着きますが、経験の浅い施術者による過剰な注入や、不適切な部位への注射が原因で長引くこともあります。
ジュベルックの主成分であるPDLLAは、じゃがいもやとうもろこしなどの天然素材から抽出されていることから、アレルギー反応を引き起こすことはほとんどありません。
しかし万が一、帰宅後にかゆみや赤み・著しい腫れなどのアレルギー症状が現れた際は、速やかに施術を受けたクリニックに連絡するか、近隣の医療機関を受診してください。
注入されたジュベルックが皮膚内でうまく分散されず、局所的に留まった場合は、しこりのように感じられることがあります。皮膚の薄い部位や注入量が多すぎた場合に起こりやすいため注意が必要です。
通常は時間の経過とともに自然に吸収されていきますが、目立つしこりが長期間続く場合は、クリニックに相談し処置を受けましょう。
針を用いる施術では、毛細血管を傷つける可能性があり、あざや内出血が起こることがあります。特に目元や口元など血管の密集している部位で起こりやすく、施術後数日〜1週間ほどで徐々に薄れていくのが一般的です。
強くこすらず、冷却することで症状を軽減できます。また、内出血が落ち着くまではサウナや大量飲酒など血流が促進される行動は控え、安静に過ごしましょう。

ジュベルックの手打ち施術後は、注入部位を清潔に保つことが大切です。特に、施術後当日は肌が敏感な状態にあるため、刺激を避けて過ごしましょう。
ここでは、ジュベルックの手打ち施術後のダウンタイムの過ごし方を紹介します。
ジュベルックの施術当日は、洗顔やメイク、入浴を控える必要があります。スキンケアは刺激の少ない保湿中心のケアにとどめ、強い摩擦を避けましょう。
軽いシャワーであれば可能とされるクリニックも多いですが、医師の指示に従って判断が必要です。注入部位が安定するまでは外的刺激を避けることが、ダウンタイム短縮につながります。
施術後は、血流が促進される激しい運動や入浴、アルコールの摂取は避けるようにしましょう。血行がよくなると、内出血や腫れがひどくなる可能性があるため、施術後少なくとも24時間は安静を心がけることが大切です。
アルコールは血管を拡張させ、治癒を遅らせる要因となるため、控えることでより安定した回復が見込めます。
ジュベルック施術後の肌は一時的にバリア機能が低下しており、紫外線によるダメージを受けやすい状態です。そのため、外出時は日焼け止めや帽子、サングラスなどでしっかりと紫外線対策をすることが重要です。
紫外線は色素沈着や炎症の悪化を引き起こす可能性があるため、回復期間中は特に意識してケアする必要があります。

ジュベルックのドクターによる手打ちと機械打ちの違いは、以下の表のとおりです。
| 項目 | 手打ち(医師による注入) | 機械打ち(水光注射) |
|---|---|---|
| 使用機器 | 注射器 | ベラヴィータ、ハイコックスなど |
| 施術範囲 | 部分的な悩み(目周りの小じわ、ニキビ跡、毛穴など)、顔全体、首、手の甲 | 顔全体、首 |
| 特徴 | 医師が直接、肌の状態や悩みに合わせて細かく注入量を調整できる | 均一に広範囲に薬剤を注入できるため、全体的な肌質改善、ハリ・ツヤの向上に適している |
| ダウンタイム | 針跡、赤み、内出血、腫れ、注入部位の凹凸など。数日〜1週間程度 | 針跡、赤み、内出血、腫れなど。数日〜1週間程度。手打ちに比べて比較的軽度な場合が多い |
| 副作用 | 内出血、腫れ、赤み、痛み、アレルギー反応、感染など | 内出血、腫れ、赤み、痛み、アレルギー反応、感染など |
| メリット |
・悩みに合わせて細かく注入量や深さを調整できる ・よりピンポイントな効果が期待できる ・凹みや深いしわなど、部分的な悩みに効果的 |
・広範囲に均一に注入できる ・全体的な肌質改善に効果的 ・針の深さや吸引圧が設定できるため、痛みが比較的少ない |
| デメリット |
・施術に時間がかかる場合がある ・医師の技術によって効果に差が出やすい |
・施術部位によっては痛みが伴う場合がある ・部分的な深い悩みへのアプローチは手打ちに劣ることがある ・注入箇所の微調整が手打ちほど細かくできない |
| 深さ | 医師が調整。真皮層の深い部分まで注入可能 | 機器によって設定された深さ(真皮浅層まで設定可能) |
手打ちは施術の繊細さやピンポイントケアに優れ、凹凸・しわ・毛穴などに的確に対応しますが、施術時間や痛みを要します。
一方、機械打ち(水光注射)は短時間で痛みを抑えつつ広範囲に薬剤を注入できる点が魅力です。ただし、深部や粘度の高い薬剤には向かないため、目的に応じて使い分けが重要です。

ジュベルックの手打ち施術には、機械では実現しにくい細やかな調整が可能な大きなメリットがあります。医師が肌の状態や部位に合わせて、深さや量を調整しながら注入できるため、より高精度な施術が可能です。
目元や口元などのデリケートな部位にも対応しやすく、肌質や悩みに合わせたオーダーメイドの治療が実現します。また、ジュベルック特有の成分が手打ちによって均等に届くことで、自然な仕上がりと高い効果を両立できる点も魅力です。
当院では、ジュベルックで肌のハリ、毛穴、小じわを改善します。PDLLA成分がコラーゲン生成を促し、自然な肌再生をサポートします。手打ちと機械打ちで最適な施術を実施し、麻酔で痛みを軽減します。根本的な肌質改善を目指したい方は、ぜひご相談ください。

ジュベルックの手打ちはオーダーメイド性が高く、繊細な調整が可能なのが特徴です。では他の施術法とは、何が異なるのでしょうか。ここでは、水光注射やポテンツァなど、他の人気施術との違いを詳しく比較していきます。
水光注射は、専用の機械を用いて均一に薬剤を注入する施術です。注入のスピードが速く、広範囲を短時間でカバーできるのが特徴です。
一方で、肌の凹凸や厚みに応じたきめ細やかな調整が難しく、仕上がりの精度は施術者の手技に左右されにくい半面、個別対応にはやや不向きです。手打ちに比べて効率は良いですが、個々の肌に合わせた調整はしにくいでしょう。

ポテンツァマックームはマイクロニードルRFと呼ばれる技術を用いた治療法で、針で肌に微細な穴を開けながらRF(高周波)を照射し、コラーゲン生成を促します。ニキビ跡や毛穴、小じわの改善に効果が期待される施術です。
ただし、薬剤を皮膚表面から浸透させるため、手打ちと比べて注入のコントロール精度は劣ります。深い層へのアプローチには手打ちの方が優れている場合があります。
ダーマペンは、極細の針を高速で上下に動かして微細な穴をあけ、そこから美容成分を浸透させる施術です。肌のターンオーバーを促し、毛穴や小じわ、ニキビ跡の改善に用いられます。
ただし、薬剤の注入量や深さの調整は機械的であり、均一性がある反面、手打ちほどの柔軟なカスタマイズ性はありません。痛みやダウンタイムの程度も、やや強めになる傾向があります。
リジュランは、ポリヌクレオチド(PN)を主成分とする注入剤で、ジュベルックと同様に肌の自己修復力を高める効果があります。手打ちでも機械でも注入可能ですが、ジュベルックよりも水分保持や肌のハリに特化した作用が中心です。
ジュベルックはPDLLAとヒアルロン酸を組み合わせており、肌のボリューム感や弾力向上に優れる点が特徴です。施術方法に関しては、どちらも手打ちでの精密な対応が可能です。

ジュベルックの手打ちは高い効果が期待できる一方で、不安や疑問を抱く方も少なくありません。ここでは、よくある質問をもとに、施術前に知っておきたい情報を詳しく解説します。
以下に、ジュベルックの注入量ごとの施術部位の目安をまとめました。
| 注入量 | 施術部位の目安 |
|---|---|
| 2cc | 目の下、口周り、首のしわ、頬、ニキビ跡や毛穴の改善、手の甲など |
| 4cc | 顔全体の総合的な肌質改善、複数箇所の深刻な悩みなど |
| 6cc | 顔全体と首の肌質改善、または重点的に高い効果を求める場合など |
これらの目安は、一般的なものに過ぎません。ニキビ跡や深いしわなど、特に深刻なお悩みには、より多くの注入量が必要になることもあります。
そのため、ご自身の肌に最適な注入量を知るためには、必ず医師とのカウンセリングで相談することをおすすめします。
ジュベルックの手打ちは、極細の針で肌に直接注入するため、部位によってはチクッとした刺激や鈍い痛みを感じることがあります。麻酔なしでも我慢できる範囲とされていますが、痛みに敏感な方は、施術前に麻酔クリームの使用をおすすめします。
特に鼻や頬は、痛みを感じやすい傾向にあるため事前の準備が重要です。
ジュベルックを手打ちで受ける際の費用は、注入する量や施術部位、さらに選ぶクリニックによって差があります。目安としては、1ccあたりおよそ25,000円〜40,000円程度が一般的な価格帯とされています。この他に、麻酔クリーム代や診察料、クリニックによっては針代が発生することもあります。
全顔の施術では3〜4cc使用するケースが多く、トータルで10万円前後かかりますが、価格だけで選ばず、医師の技術やアフターケアも含めて総合的に判断することが大切です。
ジュベルックの手打ちで失敗とされるケースには、注入技術の未熟さによるしこりの発生、適切な層に注入されないことによる効果不足などが挙げられます。
また、施術を受ける方の体質や肌状態、アフターケアも影響するため、事前のカウンセリングでのすり合わせが不可欠です。信頼できるクリニックを選ぶことが、成功につながる鍵となるでしょう。

この記事では、ジュベルックの手打ちに関する特徴や効果、副作用のリスク、他施術との違いなどを解説しました。
手打ちは個々の肌状態に合わせて繊細な調整ができる一方で、技術力によって仕上がりに差が出る施術です。また、水光注射やポテンツァ、ダーマペンなどとの違いや、それぞれのメリット・デメリットを把握することが重要です。
この記事を参考に、ジュベルックの手打ちを検討する際には、ご自身の悩みや希望に合った施術法を選び、信頼できる医師のもとで納得のいく美容医療を受けましょう。

初期研修終了後、NTT関東病院麻酔科、TIクリニック(美容皮膚科)等を経て、2018年にCHRISTINA CLINIC銀座の院長に就任。2016度よりアラガン施注資格認定医。
CHRISTINA CLINIC銀座は特に「小顔」「痩身」「美肌」に力を注いでおり、「切らずに」「すぐに効果が期待できる」施術をメインに提供しております。2020年3月には、「JeisysAward2019」にて、医療ハイフ年間施術数日本一のクリニックとして表彰されました。